トルコGP決勝。

 私がF1のコースの中でも好きなコースの一つ、トルコです。なんといっても8コーナーが最高です。あの長いカーブを駆け抜けていくときのドライバーのステアリングの動きを見るのが楽しみ。
 後がなくなったフェラーリはここ3戦で1-2フィニッシュするしかない状況になってきました。チャンピオンシップはハミルトンとアロンソの戦いが激しくなってきています。マクラーレンチームのパドックはどんな雰囲気なんだろう。想像すると、ちょっと怖いかも。スタートでは奇数列有利なので、キミがハミルトンを交わして、2位に上がりました。トゥルーリのスピンによって後方は乱れましたが、コースアウトしたマシンはなし。マッサ、キミが徐々にハミルトンを離して周回を重ねていきました。動きがあったのは後半で、ハミルトンのタイヤがパンク。いきなりのことだったので驚きました。ハミルトンはなんとかピットに戻ることができて、マシンにダメージはあったものの5位で復帰。そのあとはコバライネンルノーからの激励の無線に応えるべく、ハミルトンを猛追しましたが、なんとかハミルトンは逃げ切って5位。アロンソは序盤にハイドフェルドに抑えられましたが、結果は3位。フェラーリは危なげなく1-2フィニュッシュを飾りました。マッサとライコネンのポイントはまだ順番が入れ替わって、このあたりのフェラーリ内での位置づけも微妙なとこです。ハミルトンとアロンソの差が縮まってきたので、この後はまた面白くなりそうですね。
 さて、ホンダ。予選はもうちょっとでQ3まで残れそうだったのですが、Q2止まりで。それでもハンガリーよりはかなり良さそうです。エンジン交換のために最後尾からのスタートになったため、レース自体をあまり期待してなかったのですが、今回のバトンの走りは久しぶりにどきどきしました。最初の周回からするするとオーバーテイクを重ねていって、抜かれるんじゃなくて抜くですから、テンションも上がる。クルサードとのバトルもよかった。結局13位まで順位を上げてフィニッシュでした。ポイント圏内に届かないのは淋しいことですが、オーバーテイクできるチカラが見えたのはうれしいことでした。私の勝手な思いこみかもしれませんが、バトンはトルコのコースは得意としているんじゃないかと思います。レースペースはよかったと思うので、エンジン交換が残念。次のモンツァは高速なので、ホンダは苦手そうだなぁ。
 スーパーアグリはディビッドソンの予選がミラクルでした。11位ですもんね。びっくりです。アンソニーも存在感を増してきたので、アグリチームもドライバーが2人揃って良い感じなのではないでしょうか。日本GPに向かって日本チームも盛り上がってきてほしいです。