トラベルポーチ。

3月下旬から4月下旬まで、約1ヶ月を費やして作っていたトラベルポーチが完成しました。今回の作品は私の現在のスキルに対して、どうみても上だったので、いろんなことにチェレンジできた作品になりました。写真は小さくしてあるので、アラが見えないと思いますが、近くでみると失敗の後がありありと見て取れるものになっています。でも、今の私のレベルではこれが精一杯かな。もっと上手くなりたい。いろいろ書きたいことがあるので、今日と明日の日記の2回に分けて、製作秘話(?)を残します。

懐かしくて、新しいがま口とポーチと巾着

懐かしくて、新しいがま口とポーチと巾着

 今回のトラベルポーチの作り方はこちらの本に載っています。この本は私に作りたい気持ちをたくさん呼び起こしてくれた本でした。タイトルどおり、がま口の小物入れもたくさん載っていて、ちょっと難しそうだけれど、今後作ってみたいものの一つです。以前に作った名刺入れもこの本から。この本に載っているポーチやこものはちょっとレトロな雰囲気なんです。柄も古典的な柄を使っていたり、生成とこげ茶とくすんだブルーの取り合わせもかわいくてちょっと落ち着いた雰囲気を出しています。今回のトラベルポーチはこの本の中で一番最初に作りたいと思ったものでした。だけど、ちょっと大物(?)なので、製作過程が長くて私にできるかなぁ?と思うくらいの難易度です。でも、少しづつレベルアップするためにもチャレンジしてみることにしました。
 まず、生地選び。本に載っているポーチは古典柄のとても素敵な生地を使っていたのですが、いくら探してもピンとくるような生地がありませんでした。そこで目を付けたのが今回の生地。実は私のパジャマの生地なんです。着すぎてよれよれになってしまったので、そろそろお別れかなぁと思っていたパジャマを再利用することにしました。このパジャマは私が生まれて初めて自分で買った記念すべきパジャマなので、なんらかのカタチで残したかったのです。なんとか工夫して裁断してみました。一部、大きさが足りなくてツギハギしたパーツもあるのですが、出来上がってみるとそんなに目立たなくてよかった。こげ茶色の取ってと裏地に使う生地だけ買いました。イメージに合う色の生地にしたら、意外に高かったです。他の材料はすでにあるものを使いました。
 生地が無地になったので、意外にシンプルになりすぎてしまうかなと思って、表に刺繍を入れてみました(写真だと横に3本入っている青のステッチ)。ステッチは生地に入っている模様をいかして刺せるものを選んだので、早くできたわりに綺麗にできたかなと思います。刺繍を刺すとそれだけで豪華になってしまうからすごい。ここまで準備してから製作に取りかかりました。
 しかし、早くも一つ目の難関が! それはミシン! 祖母が使わなくなったミシンを譲ってもらったのですが(マイミシンができました)、使いこなせなかった(泣) フットコントローラーがないミシンは初めてだったので、かなりどきどきして使っていました。でも、やっぱりフットコントローラーはあった方がいいと思います。別売で売っているらしいので、取り寄せようかなとほんとに思ってます。最初と最後のスピード加減が難しくて、あと両手使えないのもちょっと不便なときがあります。特に初心者なので、しっかり生地を持ってないとなぜか曲がっていきますしね。でも、いままでのミシンよりパワーがあるので厚地でも縫えるのはうれしいところ。最新機種ではないので、刺繍など難しいことはできませんが、私がやりたい範囲のことはちゃんとできるお利口ミシンです。私が使いこなせないだけで…。ミシンになれるまでにしばらく時間が必要でした。さて、実際の製作は明日の日記に続きます。