華麗なる一族 第9回。

 来週最終回。早いな。法廷闘争シーンとなったわけですが、基本は心重視な姿勢を崩してません。家族内でのいがみ合いやぶつかり合いがあったとしても、このドラマは基本的に熱い男のロマンというもので出来ているのです。だから、銭高専務が「鉄鋼マンですから」なんて言って、法廷に出てきて証言しちゃうわけですよ。そういうところがあるから、このドラマはどろどろしすぎてないのだろうし、なんとなく夢とか希望があったりするのだと思う。とんでもない家族像なんだけど、フィクションめいて見えすぎるので現実感が感じられなくて、ちょっと上滑りしてる感じ。鉄平の熱さに関してもそういう印象かも。
 ドラマの脇役として人気を博している『将軍』。将軍は実は最新鋭の金色の鯉のロボットなんだそうです。広島のメーカーさんがレンタルしている癒し系鯉ロボット。体重17?、身長1メートルという巨体。無線で操れる最新式。愛・地球博で人気が出ていた泳ぐ金シャチも同じメーカーさんが開発したもののようです。レンタルできるということなので、「将軍」を手を叩いて呼び寄せる鉄平ごっこも可能かも。なんだか、ちょっと見てみたい金の鯉なのでした。