iD 東京ドーム。

 年末年始恒例ということで、東京ドームに行ってきました。元旦に参加するはずが31日になってしまったので、2006年最後のお二人を満喫してきました。31日に東京ドームに行ったことがなかったため、カウントダウンのグッズの列に並んでしまいました。全然進まなくて不審に思っていたのですが、そんなものかなと思っていたのです。でも、周りの方が「亀梨くんのを買う」とか「カトゥーンが」と話しておられるを聞いてようやくこの列がなんの列なのかを理解しました。kinkiのグッズ売り場には私が行ったときには列はなく、すぐにお買い求めできる状態でした。いろいろなものが売り切れている時間帯でしたので。31日のドームはカウントダウンとkinkiの列の二通りあるということを学習しました。今回はバルコニー席だったので、入場はかなりスムーズ。待つこともなくすんなり入れました。バルコニー席は思っていたよりも見やすかったのですが、さすがに去年のアリーナを経験してしまうと、遠いなぁと思いました。おふたりの表情や細かいところまではわかりませんでしたし、音もいろんなところに反響した音が聞こえてくるのでこれがドームというものなんだなぁとまたもやドームの広さを実感しました。で、あとはネタバレに続きます。
 『真冬のパンセ』から始まり。お二人は中央ステージに登場。今回のコンサートは移動はそんなに多くなくて、全体として中央中心に進んでいたように重います。とにかく双眼鏡で2人の姿をキャッチ。でも、よくは見えない。お衣装がキラキラしていたので、双眼鏡で見ているとそのキラキラが眩しくて、つい目を細めてしまうのです。アイドルの輝きなんです。すんなりとコンサートが始まった感じでした。
 『雨のMelody』勝手にテンションアップ。1曲目は座っていたのですが、立ちました。イントロ聞いてすぐに立ってしまいました。それだけの勢いがこの曲にはあるのです。ただ、私が好きでたまらないあのダンスは移動のためになし。でも、雨メロ聞けるとは思ってもみなかったので、それだけでうれしくてうれしくてはじけていました。
 『ビロードの闇』移動ステージがアリーナの中央に集まって、そこでダンス。ビロードの闇は踊る曲だったんだとなぜか再認識。久々にみた剛さんのダンスが素敵すぎて、このあとも2人で踊るシーンは光一さんではなくて剛さんばかりを見てしまいました。なんだかこの日の剛さんははじけ飛んでいて素敵すぎたのです。お二人が手を広げ合うフリがやっぱり好きです。
 『Rocketman』イントロから盛り上がれる一曲。これは絶対ジャンプしなきゃならないと思って、妙にはしゃぎすぎる私。バルコニー席は意外に大人しい方ばかりだったのですが、私ははしゃぎすぎていました。gogogo→。外周を廻っておられたのですが、客席の様子もまたはじけとんではいないようで、おとなしめにジャンプされている方が多かったようでした。もっと、楽しんじゃえ。
 『Harmony of December』センターに戻ってしっとりと一曲。2番までしっかり歌われました。なので、泣き所の剛さんのソロが聞けたのがうれしかった。でも、その前の曲ではしゃぎすぎたために、泣かずにすみました。この曲の途中でいままで黒い幕に覆われていた正面のモニターが現れたので、そのあとはお二人の表情もそのモニターで確認できました。それまではちょっとサイドのモニターだけでは確認しずらかったです。半円形のスクリーンのてっぺんから星が落ちていくように映像が降りていった演出には、場内からもわぁっという声が聞こえていました。
 『iD』MC明けの一曲。この曲のダンスが(なぜかこの曲は踊ると確信していた)楽しみで仕方なかったのですが、思った以上によかったです。なんといっても剛さんの踊りが素敵で、その足裁きにやられていました。ダンスに気をとられすぎていて、好きで好きで仕方のなかったサビのハモリがどうだったかを覚えていないんです。それほどまでに踊りに釘付けでした。
 『藍色の夜風』この曲のイントロで映像の演出がありました。光が飛んでいって右端のモニター(稼働式なので人が乗れる)の上でダンサーさんが蝶のようにひらひらしているのです。そのオレンジの光がすごく印象的でした。衣装は白と水色の衣装になってましたが、光一さんがその下に赤と黄色のなんだか派手な柄を着ていらして、それがなんなのかみようと必死になっていました。白と水色との組み合わせに合っていないような気がしたので、そのあとの衣装なのかとも思いましたが、結局違いました。
 『星のロマンティカ』とても派手に演出されていました。華々しい。この曲は聴いたときからサビのインパクトが強かったのですが、コンサートで聞くとそうでもないかなぁと思えてしまいました。でも、もっと盛り上がれる曲にもできる気がします。このあたりは比較的穏やかに過ぎていきました。
 『Get it on』噂の光一さんソロ曲。ダンサーさんがたくさんおられたので、双眼鏡ではどれが光一さんなのかわからなくなっていましたが、真っ赤なジャケットを発見して、目が乾燥するくらいまで凝視。細かい振り付けというお話でしたが、手先やステップが多彩な気がしました。会場も盛り上がる一曲だったのですが、終始光一さんを見ていたので会場の雰囲気は掴めませんでした。フォーメーションが変わったりと、とても見所の多い仕上がりになってました。
 『Parental〜』2人の衣装がバラバラに。剛さんのオレンジパンツしか覚えていません。でも、この曲はすごく面白いなと思いました。
 『百年ノ恋』剛さんのソロですが、光一さんが2番あたりから剛さんの背後に回り、ふわふわの帽子をなで回していました。その絡みが見たくてたまらないkinkiファンにはおいしすぎる一曲でした。
 『so young blues』光一さんソロ。前のMCでかっこよくスピーカー(?)に足を載せて歌うと宣言していたので、大げさに足を載せながら歌う。もちろん、カメラさんがそれを拾う。右側、正面のスピーカーでやって左側にいったのですが、足を載せたものは照明で、照明が足を載せた途端にくるりと動いたので、光一さんが「やべっ」と驚いたような顔になっておられました。その間、剛さんはお気に入りのドラム脇でスタンバイ。そして、もちろんラストは大きく開脚して飛んでくれました。大喝采。素敵、剛さん!
 『FRIENDS』デビュー前の曲ですよね。若葉のころとかそういうときの。ドラマをみながら歌詞を覚えた想い出があります。あのときのkinkiさんっちはあまりにもみずみずしくて、この曲の切なさや若々しさがあまりにも繊細に感じたのですが、今のkinkiのお二人で歌っているとちょっとノスタルジーみたいなものを感じてしまいます。切なさの中にもちょっと大人びた雰囲気を感じました。こういう以前からの曲ももっと聴いてみたいです。今の2人だからこその表現って、すごく興味があります。
 『99%LIBERTY』盛り上がれる曲です。やっぱり好きです。バンドのメンバー紹介があって最後がkinkiを吉田健さんから紹介されたのですが、ステージ上で光一さんの下を通っていった剛さん、ジャンプした光一さん、まだ踊っている剛さん。あまりにかわいくてどうしようもないです。メンバー紹介のあとまたサビに戻りました。光一さんが歌っているパートで、バンドの音を減らして、声を際だたせているところがあったのですが、それが好きでした(何を言っているのかわからないと思いますが、言葉足らずですみません)。
 『孤独の街角』記憶が飛んでます。たぶん、ダンサーさんたちが華々しかったと思う。
 『Black Joke』この曲のダンスがすごく良かった。またしても剛さんしか見てなかった。剛さんの足ばかり見ていた。くるりと廻る姿がかわいかった。
このときの衣装(ゴールドの上下)もダンスの振り付けもすごく好みでした。曲の持つ洒脱な雰囲気を生かした演出になっていたと思います。
 『Love is the mirage...』剛さんのラメな衣装に釘付け。しかも、踊ってます。ソロで踊るのをみるのはたぶん、初めてだったので、それでうれしすぎて、また剛さんのダンスばかりみてました。
 『futari』すごくシンプルな曲だと思っていましたが、2人でこうやって生で歌うとやっぱり何か違う。2人の声が揃ったり、1人が歌っているときに側で立っていたりする、それだけでこの曲はCDで聞くのとは違うものを感じることができました。この曲のラストにモニターに地球が映し出されて、たぶん、剛さんの詩が出てくるのですが、それが『Harmony of December』のジャケット撮影のコンセプトとも相まって、これからの2人を感じさせてくれるものになっていました。あの言葉でまた、この曲はなにか重さを増したように思います。
 『硝子の少年』衣装替えして真っ赤な衣装。でも、剛さんはこの衣装でもあのラビット帽子。ここまでくるとアフロのカツラのように思えてしまうくらいです。違和感が最初はあったのですが、慣れてくるとそれも剛さんのヘアスタイルの一部のように見えてしまって、なじんでしまう。踊ってました。踊ってました。この曲になると会場のテンションもあがるのはどうしてなんでしょう。
 『僕の背中には羽根がある』この曲もイントロで歓声が。
 『Anniversary』久しぶりに聞きました。アニバ。いい曲。剛さんの歌い出しも2人でのサビもシンプルに見えて奥深い歌詞も、時間を経てもとても味わい深い曲になっていました。モニターにPVが映っていたのですが、この曲のPVを確保していないことに気が付きました。だから、たぶんPVを見たことがない。なので、映像に見覚えがなくてなんの映像だろうとすごく映像に気が散ってました。
 『Love is...』通常盤にしか入ってない曲だったので、初聞き。聞き終わって、通常盤を買おうと思いました。この一曲のために買おうと。この曲の歌詞がモニターに映し出されていましたが、10周年という記念にぴったりな歌詞でした。お二人の声で紡がれていくこれまでの時間や、これからの時間というものがすごく凝縮されていたように思います。優しく、そしてこれからへのチカラを貰える曲でした。こんなに良い曲をまだ聞いていなかったということが、私にとってはびっくりしたことでもあり、そして、うれしいことでもありました。すごく印象的な曲でした。
 『Night+Flight』アイドル曲で締めくくり。最後をこういうふうに持ってくるところがkinkiらしいかなと思ってしまいます。しんみりしたままじゃなくて、そこから飛び出すような曲です。
 アンコール『雪白の月』やっぱりこの曲はすごすぎる。アンコール1曲めじゃなかったら、たぶんだらだら泣いていたと思う。1曲目だったから涙ぐむところでとまったけど、この曲のお二人の声を聞くと泣かずにはいられなくなってしまう。光一さんが久しぶりに手で感情を表しておられたので、すごく熱唱している気持ちが伝わってきて、本当に切なくなってしまった。この曲はこうやって生でずっと聴いていけたらいいなと思う、本当に素晴らしい曲の一つです。ラストのサビのハモリを聞いていて本当にこの時間に出逢うことができて幸せだと思った。
 『買い物ブギ、たよりにしてまっせ』そんなにはやく切り替えられません。「おっさん、おっさん」叫びましたけど、あんなしっとりした曲の次がこの曲なわけですよ。で、次が『Harmony of December』。気持ちの切り替え早くないと付いていけないです。個人的には『雪白の月』から『Harmony of December』で一度泣かせてほしかった。どちらも中途半端に涙ぐんでいたので、そういうことならもう泣いてしまいたかった。「泣かせてよ」といいたいくらいでした。でも、そういうとこもkinkiらしいですけどね。でも、たまにはしんみりしんみりしてみたいときもあるので、是非、そういう泣かせるコーナーを作ってほしいです。そして、はじけるところでははじけるので、難しい切り替えなしにしてください。『たよりにしてまっせ』のラストで光一さんがドラムの台をトントンと叩いて、剛さんに飛んだら?と合図していました。もちろん、剛さんはまたもや素敵な開脚を披露してくれましたよ。1日で三回飛んでくださったのは、ほんとに剛さん絶好調だったんですよね。光一さんが客席との約束を忘れずにいてくれて、ちゃんとポイントを掴んでくれたのもすごくうれしかったです。
 ラストは剛さんと光一さんからの言葉がありました。剛さんの言葉は一生懸命さというかまっすぐさが素直に現れていて、びっくりするくらいに胸に響いてきました。これまでとこれからとそういう繋がりとかあったかさとか感じる言葉でした。光一さんはそういうしんみりな気配を打ち消すかのような言葉から始まりましたが、それが光一さんなんだと思っています。そしてそれがこれからなんだろうって。過去はあまり振り返らない方なので、そういうふうにして自分を奮い立たせているのかなと思いました。そして、そのバランスがこの時間をくれる。過去や未来ではない今を感じさせてくれる。どの瞬間瞬間もいっぱい想いがつまっています。10年という時間はこうやって振り返ってみると、すごい時間ですが、今を感じているとすごく短く思えます。2007年がどんな年になるのか本当に楽しみです。最後にお二人がはける前に、2人でドラムの台にのぼって(しかも、光一さんが剛さんの手を引いて)2人で客席を煽って、ジャンプしてくださいました。もちろん、歓声でいっぱいです。(光一さんが剛さんの手をとったあたりで、すでにものすごい歓声)素敵すぎます。MC部分は長くなったので別の日に書きます。