フランスGP決勝。

 フェラーリ2連勝。ここに来てどんどん調子を上げているフェラーリ。予選は1,2だったし、決勝もミハエルに敵なしでした。ここ数戦はトップ争いが見れないのでつまらない。ミハエルかアロンソが独走しているという展開が多いですよね。優勝争いがもっと緊迫していると、面白いのになぁ。
 フランスGPの見所はタイヤにあったわけなのですが、このごろはブリヂストンがいいみたいです。今日もフェラーリにしてもトヨタにしても良かった気がする。ニュータイヤのおいしさのあとの落ち込みもそれほどというわけではなかったようですし、2ストップ作戦を立ててきたトヨタの走りも見事でした。マニクールはタイヤに厳しいサーキットかなと思っていたのですが、それほどタイヤのグレーニングで悩んでいるチームもなかったのかな。ルノーリアタイヤがちょっと気になりましたけど。記念すべき100年目のレースということでミシュランは10スペックもタイヤがあったようですが、多すぎて逆に絞りきれなかったのでしょうか。ミシュラン勢はいまいちな様子でした。タイヤが柔らかくなって、テレビで見ていてもタイヤかすが見えるほどなのですが、終盤になればなるほどレコードラインが重要だなと思いました。広いように見えてコースって一つしか道がないんですね。それがF1を知ってからびっくりしたことでした。予選がこのレースから変わったので、予選でアロンソとミハエルのバトルが見れてそれは面白かったかな。予選がよりエキサイティングなものになるのはいいことだと思います。
 ルノーはたぶん3ストップ作戦を2ストップに変えてきたんだと思いますが、その思惑がぴしゃりとはまってアロンソは2位でした。マシンやライバルチームとの差を考えて、作戦を変えてくるというところにルノーの強さがある気がします。やっぱり強いチームっていろんな場面に対応できますよね。羨ましい。ライコネンがラルフに交わされたのはかなり意外でしたが、勢いはいまはマクラーレンよりトヨタにある気がします。どちらのチームもピット作業ミスがありましたが、やっぱりピットでの1秒って大きいです。コースで1秒取り戻すのって至難の業だし。
 ホンダについてはいうことなし。明るさが見えるまでコメントもできません。どうしてこうやって落ちていくのかわからないです。どん底までいくんだろうか。ドイツからはアグリチームに新車投入なのが、ちょっと楽しみ。トロロッソとバトルしてくれるのかな。