いま、会いにゆきます

いま、会いにゆきます スタンダード・エディション [DVD]

いま、会いにゆきます スタンダード・エディション [DVD]

 DVD鑑賞第2弾。お知り合いの方からのおすすめで観てみました。全部、見終わった感想。竹内結子さん、かっわいー。どの瞬間をとっても結子ちゃんがかわいい。特に戻ってきたシーンで、少しぼんやりした中にも優しさを感じる表情がとても好き。あのシーンがこのお話ではとても重要だったと思うのです。あのシーンでそこにいるのが当たり前のように感じるくらい自然に、『澪がいる』というシチュエーションを受け入れることができなければ、それで物語として終わってしまう気がします。あのシーンのあの瞬間に感じる、新鮮でそれでも自然な空気がこの映画全体の統一された色だったように思います。
 この映画を見終わったあとがとても清々しいのは、雨上がりの空気と同じ匂いを感じるからなのかもしれません。透き通っていて美しく、そして新鮮で懐かしい。いつも見ている風景や感じている匂いなのに、雨上がりだと全部がするりと新しくなったように思える。そんな空気を感じました。自分の心も洗われたような感覚。
 ダイアリーの回想シーンになった途端に涙。涙。涙。どうも、私、こういう回想シーンに弱いみたいです。だけど、高校生を過ぎたあたりで涙はぴたりとやんで、次は疑問(笑) 未来を知っていて選んだことという、無限ループみたいな時間はあまり理解できない。なんていうか、未来を束縛したくない気がして。澪がそれでもこの未来を選んだ気持ちは理解できるのですが、ほんとにそんなふうに割り切れるものなのかなぁと思ってしまう。自分の未来を知っていて、それでも自然に笑えるのかなって思ってしまう。そんなに強く生きれるのだろうか、誰にも言わずに去ることができるのだろうか、それって淋しいことのように思えて。それがそのあとの幸せを知っているからだとしても、そんなに器用に生きることができるとは私には思えなかった。でも、とにかく結子ちゃんと子役の男の子がめちゃかわいかったので、満足です。