上海GP決勝。 

 F1今季最終戦、上海GP観戦日記。今日のレースはものすごく荒れ狂ってしまい、レースとしてはあまり面白くはなかったかも。でも、今季を象徴しているようなレースだったといえば、そうだったような気もします。
 まずはレースが始まる前からミハエルとアルバースのマシン大破。スペアカーで出走です。ルノーの2台がフロントロー、次にキミ、バトン、モントーヤだったのですが、ルノーのスタートは相変わらず良くて、アロンソ逃げる逃げる。佐藤琢磨さんのスタートがフライングだったらしくペナルティを課されてしまい、結局最後尾に。逃げるアロンソフィジケラマクラーレンの2人を押さえ込んでいるので、アロンソとの差は開くばかり。そろそろ1回目のピットストップが始まったというときに、アクシデント。縁石の上に何か破片のようなものが見える。それをモントーヤが踏んでしまい、緊急ピットイン。それがただの破片ではないらしいということでSC導入。結局、排水溝のふただったんですよ、その破片。なぜそんなものが縁石にあるんだ! SC中もミハエルがアウトしたり、モントーヤがアウトしたりしてバタバタ。SCがはけてからしばらくして今度はカーティケアンがクラッシュ。またもやSC。クラッシュした残骸を足で蹴飛ばしていた係員さんたちが気になりました。琢磨さんはジャンプアップして8位に。よし!と思ったとたんに駆動系トラブルでアウト。今季最終レースもかなーり残念な結果に終わりました。レースはそんなこんなしてても、結局、優勝はアロンソ。2位にキミ。3位はラルフが入りました。ルノー、ダブルタイトルです。今日のレースはSCの時間が長くて、見ていて中だるみしてしまいました。
 今季終わってみて、佐藤琢磨さんはほんと振るいませんでした。チームとしてもいろいろあったけど、琢磨さんにもいろいろあったし、最終戦もそういう感じだったです。期待感いっぱいで見始めた今季でしたが、まだもうちょっと何か噛み合わない気がしてます。表彰台も見えませんでした。もっと上位のメンバーと戦って、ファイティングなレースが見たかったというのが本音です。BARは今季で離脱ですが、来季が決まるまでは一息付けないですね。バトンも3位どまりでした。初優勝は見えなかったな。速さが感じられるレースもありましたが、防戦している印象が強い。来季ホンダホンダなチームがどんな戦略やマシンを仕上げてくるのか楽しみにしてます。上海専用の555カラーのマシンはいつもながらにかっこよかったです。スペシャルなマシンで見納め。
 ライコネンにはコンストラクターズを取ってほしかったのですが、これも残念な結果に。最速マシンであることは確かでしたが、エンジン交換多かったですね。それに不運もつきまとっていまいちしゃっきりしない今季でした。来年はタイトルいきましょう! 世代交代と言われてますが、ミハエルは来季も走るんですよね?? アロンソの強さは確かなものだと思いますが、フェラーリのあの速さがもう一度みてみたいし、ミハエルと若手との闘いを来季も見たいです。やっぱり闘う姿勢は見ていてかっこいい。今季はおしまいですが、十分楽しみました。来季に向けてもうちょっとマシンの勉強をしたいなと思ってます。F1の話題は冬も続きます。フジテレビさんのオフ企画も楽しみ。