「がんばっていきまっしょい」連載3回。

 世間的にいろいろあった第3回。時間がないなか再編集されていて、ちょっと純粋に楽しむというよりも、そういう傷を感じてしまった回でした。クレジットの空間が全部を表していたかも。今回は新人戦の回。いきなり大会ということで、すごく展開が速いなぁと思ってましたが、最初の大会だからこそいろんなことが起こった1000Mでした。止まってしまったボートの上で悦ねぇが嗚咽するように、吐き出した言葉。いつも元気で無鉄砲な悦ねぇが抱えていたのは、自分への弱さでした。それに向き合うことができなかった。そして、この大会を終えて初めて女子ボート部がちゃんとボートというものに向き合うことになりました。お遊び感覚から、目覚めたんだと思う。しっかりと漕いでいこうとする気持ち、それが見えるようになってました。父と悦ねぇの間も少し変化したと思うしね。今回相武紗季ちゃんを見たら、鼻と口もとが辻ちゃんに似ている気がしてきました。
 さて、今回のブー。悦ねぇの通知表をひょいっと取り上げて、中を見るブー。そんないかにも高校生というようなことをしてくれるなんて、それだけできゅんっとしちゃうよ(笑) 悦ねぇがへばっているときに、いつものように軽口をたたきながら自転車で現れたブー。強がる悦ねぇに自分の体験を話しているときの横顔がかっけー。伏せた睫とか前髪に隠れそうな視線とか、いいねぇ(笑) ボート部の大会では応援するブーの声がなんとも言えない。そんなに熱心に応援しちゃってどうするんだ。熱いね。ということで、今回も錦戸亮くんの魅力満載でした。次回の予告は花火とかして、ちょっと恋の予感もして、なんだか面白くなってきそう。ほんと蛇足だけど、亮くんにとってはこのドラマはすごく忘れられないものになるのかなと思う。きっとすごく辛い気持ちでお仕事していたりするんだろうけど、だけどやっぱり笑ってる亮くんがいいなと思うし、ちゃんとブーに最後まで釘付けにしてほしいなと思ってます。……がんばっていきまっしょい